FIRE #1 火を宿す

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木々が擦れ、火がおきる。石がぶつかり、火花が散る。古代の人々はその様を見て、木や石に潜んでいた火が外に飛び出してきたと想像したらしい。現象としてではなく、生き物のある形態としての火。そんな見方から発想する「火を宿す」ロウソクたち。

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FIRE #2 FIRE MOLDING

FIRE MOLDING

北欧の寒い地方の暮らしの知恵である、丸太のストーブ「SWEDISH TORCH」。火が燃え切った後の丸太に痕跡として残った穴を木型に利用して、ガラスを吹く。 火がつくりだす有機的なフォルムを楽しめるプロダクト。

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FIRE #3 火の子 hi no ko

角が落ち、丸みを帯びて少し小さくなった黒い“木炭”を眺めていると、消えてしまった“火のかたち”がほんの少し想像できた。その炭を型に、張り子の手法で薄い和紙を何層も重ね、最後に炭だけを抜き取ると新しいかたちが見えてきた。太古から変わらない“火のかたち”を探っていく。

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FIRE #4 火の粉 hi no ko

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燃え上がる火を観察して、その輪郭を見つけ出そうとスケッチを重ねる。同じスケッチは現れないが、よく似たかたちが何枚も描き上がる。そこにとどまらず、連続することでかたちがつながり“火のかたち”というものになっていく。太古から変わらない“火のかたち”を探っていく。

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FIRE #5 EARTHENWARE

EARTHENWARE

火を利用して土を焼き締めるという行為は、遠い昔から現在に至るまで、様々な知恵と手法を生み出しながら、脈々と繫がっている。縄文人は山にある土をこねて野焼きの手法で焼くことで、いわゆる“縄文土器”を作ったが、温度はせいぜい700〜800度までしか上がらず、器として十分な強度、遮水性は確保できなかった。一般的に、土が焼き締まり陶器の体をなすためには、1250度ほどが必要で、さらにその温度を長時間キープできなければならない。縄文以降、熱効率をあげるために火との問答を繰り返した人間は、さまざまな窯や焼成方法を生み出し、改良を加えていった。現在では、ボタンひとつで温度を管理できる電気窯やガス窯が主流で、釉薬と土と温度の組み合せによって、精緻で美しい陶器や磁器に仕上げることが可能だ。
今作では、信楽の採土場跡地で採取した粘土を同じフォーマットのS,M,Lのプレートに成形し、野焼き/薪窯 /灯油窯(還元)/ガス窯(ひだすき) /電気窯(素焼き、本焼き)といった様々な焼成方法で焼き、その強度や表情の違いを対比してみることにした。原始とテクノロジーのどちらかを肯定/否定するのではなく、人間が生み出したさまざまな焼成方法の足跡を辿ってみることで、火と人間とのあり方のヒントが見えてくるのではないかと考えた。

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